和の佇まいが美しい日本旅館「おたる宏楽園」

半世紀の歴史を誇る老舗の日本旅館・小樽宏楽園
小樽宏楽園は、北海道を代表する老舗の日本旅館です。小樽市の中心部から車で15分ほどはなれた朝里川温泉にある一軒宿です。小樽宏楽園の敷地は約8千坪もあり、敷地内に広がる日本庭園は四季の彩が美しいです。客室は35室の中で、露天風呂付きのお部屋が28室あり、部屋ごとにタイプの違う露天風呂の作りになっています。伝統のある日本旅館に泊まってみたいと思っている方に、特におすすめの宿です。
今回、桜が満開(5月上旬)の時期に、現地に宿泊してきました。
心のこもったお出迎え
訪れた日は、とても天気が良く、日本庭園の桜がちょうど満開の時期。旅館の入り口から母屋までの道のりには、桜並木が広がっています。母屋は和の佇まいを感じる日本旅館です。到着すると、着物を纏った女将さんとスタッフが、丁寧にお出迎えしてくれました。
チェックインを済ませて、お部屋に移動します。
館内はすべて畳敷きになっていて、スリッパではなく素足で過ごすことができます。畳廊下の感触が心地いいです。

趣のある露天風呂付き客室
宿泊した部屋「きく」は、和室タイプの露天風呂付客室です。広々とした10畳の和室のベランダには、岩風呂の露天風呂があります。 いつでも入浴が楽しめるので、 プライベートな時間を過ごしたいカップルや家族連れに最適です。
部屋でくつろいでいると、仲居さんがお茶と和菓子を運んできてくれました。

プライベートな露天風呂を満喫
早速、部屋の露天風呂に入ってみます。
岩風呂は、二人でもゆったり入れるほどの大きさです。 ひんやりとした外気を感じながら、温かい温泉に浸かるととても心地いいです。夕日の光が中庭を照らし、眺めも抜群です。こんな贅沢な空間を独り占めできるのが、お部屋にある露天風呂の醍醐味です。
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お部屋で食べるこだわりの懐石料理
夕食はお部屋で食べる、全11品の和食の懐石料理です。日本料理を主にしていますが、北海道を代表するシェフによって、フレンチの要素も取り入れています。
メイン料理は、魚料理か肉料理かを選ぶことができます。
料理は、季節によってメニューが変わりますが、こだわりの新鮮な食材を使った料理は、一品一品すべて丁寧に作られ、見た目も美しいものばかりです。
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朝は早起きして大浴場で入浴
朝は少しだけ早起きして、大浴場に足を運んでみました。お客さんがいなかったので、大きな露天風呂を独り占めできました。朝日が差し込む庭園を眺めながら温泉につかる、最高の1日のスタートです。
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庭園を眺めながら豪華な和朝食
朝食は、一品一品丁寧に小鉢に盛られた豪華な和食です。焼き魚やお刺身などおかずが豊富で、一品一品がとても美味しいです。炊き立ての白いご飯にぴったりの、卵や納豆などもセルフサービスで用意されています。
朝食は会場での食事ですが、椅子席、桟敷席、個室とさまざまなタイプがあり、選べるようになっています。

四季の彩が美しい日本庭園を散策
日本庭園の広さは8000坪もあり、春は桜、初夏は紫の趣ある藤棚や、カラフルなつつじが咲き乱れ、夏には大ぶりのアジサイやバラが目を楽しませてくれます。秋には紅葉が美しく、冬には雪化粧した木々が白く輝き、一年を通して自然の四季を楽しめるようになっています。
敷地内には約200本もの桜の木があり、毎年4月下旬から5月上旬ごろまで桜の見ごろを迎えます。樹齢80年を超えるという一本桜や、入り口に咲く桜並木の美しさは圧巻です。ソメイヨシノや エゾヤマザクラなど20種類以上の桜がこの庭園で観賞できます。
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MAP
おたる宏楽園とは?